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ロスカットはなぜ必要?ビットコインで勝つ秘訣はロスカットにあり!

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最近、ビットコインは良きにつけ悪しきに付け、さまざまなニュースを世の中に提供し注目を集めています。
2014年にビットコインが消失したという事件、2018年になると580億円もの仮想通貨が流失したなどの良くないニュースにも事欠きません。

ところが2017年の値動きを見ると、年初から年末までの1年間でナント20倍もの上昇率となりました。多くの人が仮想通貨市場に参入し、儲かるのではないかと期待しています。ところが最近の値動きを見ると、必ずしも一本調子の上昇ではなく、一日で4割も乱高下するなどボラティリティも大きくなっています。そのためビットコイン取引のリスクは、非常に高くなっていると言えます。

しかしビットコインは現行通貨と比べてさまざまな便利な面も多く、市場はさらに拡大するという予測もあります。そこでビットコイン取引に参入する意義は大きいわけですが、他方リスク回避の手段としてロスカットが大切になってきます。
それではビットコインのリスクとロスカットの重要性について解説をしたいと思います。
解説する内容は次の通りです。

1.ビットコインの通貨としての優位性は?
2.ビットコインは主にレバレッジを利かせる取引です
3.ビットコイン取引で勝つ秘訣はロスカットにあります
4.怖い強制ロスカットは投資家を守る仕組みです
5.強制ロスカットを回避する方法は?
6.強制ロスカットになりにくい取引所の条件は?

1.ビットコインの通貨としての優位性は?


近年話題のビットコインは、インターンネット上で利用される仮想通貨の一つです。
通常の通貨は銀行などを通して送金する必要がありますが、ビットコインでは個人が直接送金することができます。しかも送金は早く、銀行などを通しませんので手数料は格安です。また国によって使える通貨が違うということもなく、どこでも共通の通貨として使用できるなどの便利性もあります。

簡単に述べましたが、以上がビットコインが今後更に市場を拡大すると思われる理由です。
一方、ビットコインは国からは正式な通貨としては認められていませんので、リスクは全て自己責任になります。即ちビットコインは何が起きても国は担保してくれません。また投機的な面がありますので、取引に失敗し財産を失うこともありますので注意しなければなりません。

 

2.ビットコインは主にレバレッジを利かせる取引です

ビットコインの取引はコインの価値の変動により、利益が生まれたり損失が生じたりします。
しかしそれだけでは大きな利益を得ることはできません。

そこでビットコインの世界でもFX(外国為替保証金取引)や信用取引・先物などでレバレッジを利かせた取引を行うことで大きな利益を得ることができます。レバレッジとはテコの原理の意味があり、小さな元手で大きな利益を生み出すことができる取引のことを意味します。

ビットコインは取引所により異なりますが、手元資金の3倍から最大で25倍までのまでの取引をすることができます。たとえば手元に6万円の資金があるとするならば、最大の25倍のレバレッジ倍率を利用すれば150万円の取引をすることができます。上記の例で150万円の取引を行い、ビットコインの価格が10%値上がりしたとすれば、15万円の利益を得ることができることになります。元手以上に資金を増やすことができるわけですが、他方10%値下がりしたとすると15万円の損失が発生するわけで投資家は大きな痛手を負うことになります。

しかし実際には元手を超えて損失をすることはなく、最大で6万円の資金を限度に自動的に決済をされることとなります。これを強制ロスカットと言います。

このようにビットコイン取引はボラティリティが高いので、非常にリスクの高い相場ということができます。それゆえ取引をおこなう際には、自分でロスカットの基準を設け取引を終わりにするこが重要になります。

 

3.怖い強制ロスカットは投資家を守る仕組みです

レバレッジを効かせた取引では歯止めを作っておかないと、投資家は元金以上に損失が拡大し、元金を失うだけでなく借金を背負うことになってしまいます。そこで取引所は前もって決められた基準(証拠金維持率)に達したら、強制的に決済を行い損失を確定します。否応なしに取引が終了してしまいますので、いやな制度ともいうことができますが、これにより投資家は守られているともいえます。

強制ロスカットをする基準は取引所により異なります。レバレッジを利かせるビットコイン取引では、証拠金という担保を差し入れることにより取引を行います。証拠金の残高の割合を証拠金維持率といい、100%で強制ロスカットになってしまう取引所もあれば20%になるまで取引ができるところなど様々あります。

証拠金維持率は、次の計算式により表すことができます。
証拠金維持率=有効証拠金額(入金額+評価損益)÷取引証拠金×100
例えば20倍という高いレバレッジを利かせる取引ができ、証拠金維持率が100%以下で強制ロスカットになる取引所があり、10万円を入金し証拠金5万円でビットコイン100万円の取引をしたとします。
この場合は計算式に当てはめるとビットコイン価格96万円(損失4万円)では120%の証拠金維持率となり強制ロスカットされませんが、ビットコイン価格95万円(損失5万円)に下落すると100%となりロスカットされます。即ち4万円の損失であれば取引は維持されますが、5万円の損失を被ると強制的にロスカットされるということになります。

 

4.ビットコイン取引で勝つ秘訣はロスカットにあります

ビットコイン取引で含み損を抱えたままに放置しておくと損失が更に拡大し、取引所により強制ロスカットされ資産を失い、最悪の場合には市場から撤退することとなります。しかし損失を最小限に抑えておけば、投資のチャンスが到来したときに、再度取引を行い利益を取れる可能性が生じます。そのためには自分で損切(ロスカット)や利益確定の基準を設け取引を行うことは、儲けるための大きな要素となります。

ロスカットを行い損失を確定することは、悔しいことで難しいことではありますが、ビットコイン取引を行う上では重要なことです。ロスカット基準はたとえば4%価格がダウンした時、あるいは4万円の損失がでたとき、あるいはチャート上で25日移動平均線を割り込んだら売りなど自分に合った基準を決めると良いでしょう。

この基準をきちんと守り、ロスカットを行えば損失を最小限に抑えることができるに違いありません。

 

5.強制ロスカットを回避するためには?

(1)早めに損失確定を行う

投資家というものは一度大きく価格が上昇し含み益がでると、早く利益確定をしなければと考えがちです。また価格が下落し損失が出ると、もう反転する頃だろうと良い方向に考えてしまいます。そのため損失確定が遅くなり、ズルズルと取引を継続し含み損が拡大し、最終的には取引所から強制ロスカットを受けることになります。

相場というものは、必ずしも自分の考えている方向には動かないのが常です。利益を確定するときにも、損失を確定するときにも基準をつくり、粛々と基準に則って処理することが大事です。

このように基準を作り基準に則りトレードすることが儲ける秘訣で、投資で勝てる人は損切りができることが一つの大事な要素になってきます。ロスカットをするというのは悔しくて勇気のいる決断ですが、損失を拡大させないためにも早めの損失確定は必重要なことです。

(2)証拠金をさらに差し入れる

証拠金が不足しそうな場合には、取引所によっては証拠金を追加して差し入れ証拠金維持率を保持することができます。これを追証と言いますが、これにより強制ロスカットからは免れることができます。トレンドが変換することが予測されるときには、追証を入れることで反転し利益を得ることも可能です。

しかし長期的な観点から市場を見ないと、さらに価格が下落し再び証拠金が不足することも往々にしてあることです。その結果資産をすべて失ってしまったということもよくあることですので、その場しのぎで証拠金をつぎ込むのではなく、市場環境をよく考えることが重要です。

(3)常に取引に参加しないこと

投資を行い利益を得ることができると、初心者は常に取引に参加して儲けたいと考えがちです。少しでも市場価格がダウンすると注文を出し、結果高掴みをしてしまったということは初心者が良く行うミスです。ビットコインで儲けるためには、大きく下落した時をチャンスとしてとらえ取引をすることが儲ける秘訣です。

 

6.強制ロスカットになりにくい取引所は?

強制ロスカットは一方的に損失を確定されてしまいますので、あまり気持ちの良いものではありません。 ロスカットの基準は取引所によって違い、証拠維持率が110%で強制ロスカットになるところもありますし、20%で処理が行われるところもあります。

ロスカット基準が証拠金維持率の100%前後ですと強制ロスカットがなりやすく、20~30%前後ですと強制ロスカットになりにくいといえます。ただしレバレッジの倍率も取引所によって異なり、3倍程度~25倍程度まで様々あり両方を考えて取引する必要があります。レバレッジが大きく利く取引所は、証拠金維持率が高く強制ロスカットされやすいのが一般的です。

レバレッジが25倍もある取引所では大きくレバレッジを利かして取引ができ、手持ち資金を有効に活用して大きな利益を出すことができます。価格が下落したときも資金のぎりぎりところまで耐えて、上昇トレンドに変換するのを待つことができます。しかしロスカットにはなりにくいということは、ロスカットされたときは大きな損失となっているということを意味します。

逆にレバレッジが3倍程度の取引所では、資金を有効に活用した取引はできません。しかしすぐにロスカットになりますので、損失を確定し大きな損失となることはないでしょう。

レバレッジを効かせた取引がよいのかどうかは、投資家のスタンスや習熟度から決めることになります。

いかがでしたか?

ビットコイン取引でロスカットをすることの重要性が認識いただけたかと思いいます。ロスカット基準を設定し、粛々と基準を守りビットコイン取引で勝利を収めてくださいね。

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